ところで、この海軍の軍港の一つに世界遺産で有名な(といっても日本人には馴染が薄いのですが)バルパライソという港です。バルパライソは首都サンチャゴから高速道路を使うと1時間30分ほどにあります。以前、NHKの「世界の街を散歩する」番組で紹介されましたから、見た人もいると思います。海に落ち込むような山際に色とりどりの家がぎっしりと建っています。車が落ちてしまうような坂もあります。「アセンソーラー」という木の箱のようなケーブルカーがあり市民の足になっています。スペイン時代の建物もあり、博物館にあるようなアンチークなトロリーバスが繁華街を走っています。港はそんな町を観光しに来る大型客船も泊まりますし、日本からのコンテナーを乗せ、シアトルあたりから来た船もいます。また、詩人のパブロ・ネルーダの、彼独特の美意識たっぷりの生活品を見ることの出来る、風変わりな家が見晴らしの良い高台にあります。勿論、海を見ながらシーフード料理を楽しむレストランはあちこちにあります。
とまあ、最後はチリ観光協会のような文章になりましたが、太平洋の向こう側にそんな歴史と景色があるのです。

